日本生理学会第100回記念大会のシンポジウム「神経科学と工学の融合的技術によるこころのセンシングとコミュニケーション支援」をオーガナイズし、Jizai2050の研究を紹介しました。
本プロジェクトから筒井PM/PI・佐々木PI・北城PI・稲見PIが登壇したほか、慶應義塾大学の杉本麻樹教授にもご登壇いただきました。
日本生理学会第100回記念大会シンポジウム
「神経科学と工学の融合的技術によるこころのセンシングとコミュニケーション支援」
- 筒井 健一郎(東北大学)
「神経科学と工学の融合的技術によるこころのセンシングとコミュニケーション支援」 - 佐々木 拓哉(東北大学)
「齧歯動物における脳と末梢臓器信号に基づいた精神状態の解読」 - 北城 圭一(生理学研究所)
「脳と身体の準安定的な同期ダイナミクスに着目したヒトのこころの内部状態の解読」 - 杉本 麻樹(慶應義塾大学)
「ユビキタス光センシングによるバーチャル環境における身体表現の再構成」 - 稲見 昌彦(東京大学)
「身体の自在化からこころの自在化へ」
概要:
ウェアラブルなデバイスを使ったセンシングによるこころの状態の推定や、推定情報に基づく知覚・運動・認知機能などへの介入支援を、神経科学と工学の融合的技術開発により実現しようというプロジェクトが始まった(ムーンショット目標9「多様なこころを脳と身体性機能に基づいてつなぐ「自在ホンヤク機」の開発」)。このシンポジウムでは、こころのセンシングや知覚・運動・認知機能などへの介入支援にかかわる要素技術の現状について紹介するとともに、同プロジェクトが画く未来について議論した。